私達の体の健康状態を知るために受診する「人間ドック」ですが、これとよく似たものに「健康診断」があります。ここでは、両者の違いについて比較しながら説明していきます。まず、人間ドックと健康診断はどちらも自分の健康状態を明らかにして、何らかの異常があった際は適切な治療を受けられるようにするのが目的です。しかし、人間ドックと健康診断は、法律上の定義が異なります。

まず、健康診断は法律で1年ごとに1回以上定期的に行うことが義務付けられています。検査項目は少なく、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病に関する検査が中心です。具体的には、身体測定や血液検査、胸部X線検査、肝機能検査、そして尿検査です。また健康診断が実施される場所は、自分の職場や住んでいる自治体を管轄する保健所などです。

一方、人間ドックには法的な定義が存在せず、定期的に行う義務もありません。また、健康診断に比べてより専門的な項目について検査していくため、検査の種類も多くなります。複数の検査項目を組み合わせることも可能で、がんや脳卒中、乳がんや子宮がんなどの女性特有のがんなど、より専門的な疾患についての検査が受けられます。このように、健康診断より精密な検査を受けたい人が任意で受診するため、健康診断と異なり健康保険が適用されないことが多いです。

そのため、人間ドック受診にかかる費用は1回2万円から5万円、より専門的な検査を追加すると10万円を超えることもあります。

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