自分の健康を確認する手段として、人間ドックやがん検診があります。人間ドックではがんを早期に発見できることや、生活習慣病の危険性の確認や改善などを目的とした検査が受けられるので、特定の部位ではない場所のがんについても発見できる場合があります。がん検診では特定の部位におけるがんについて早期の発見を行うことが目的となりますが、胆のうがんや腎がん、甲状腺がんなどの種類については発見することができません。がんの発症のリスクが高まる世代としては、50歳代から60歳代と言えますが、早期に発見しておくことに重視するのであれば40歳代から検査を行っておくことが大切です。
人間ドックの特徴として、高い精度の検査を受けることが可能な上に結果を得るまでに時間がかからない点があります。早い医療機関であれば当日中に結果がわかる場合もあって、医師から直接的に説明を受けることが可能です。検査を受けることによって異常が発見されたときには、その後にについて精密検査を受診することになります。検査結果に応じてフォローアップをしてもらうことや、看護師や保健師、栄養士などから特別な保健指導をしてもらうこともできるので、人間ドックを受診することは大きなメリットがあります。
心臓病や脳梗塞の家族歴がある人の場合には、心臓ドックや脳ドックなどを受けることによって、詳細な検査が受けられるので将来の不安を払しょくさせることができます。喫煙者の人はCT検査を含んだ肺ドックを受けることによって、肺の状態を詳細に確認することができます。